トップページ > 郷土新聞コンクール > 2018年度 県地理学会長賞 「明良タイムズ2」 坂井中2年 河口 明良さん
米作る熱意、苦労知る
私は、祖父が加入している「ひとつぶの里」を取材し、新聞にまとめることで組合になったことでのメリット、デメリットを知るとともに、これからの米作りが目指すものを考える機会になりました。また、米作りに携わる方々の熱意や苦労を知ることで、今まで以上にご飯が好きになりました。
【講評】農事組合の長短所迫る
昨年、福井のブランド米「いちほまれ」が誕生したが、農家である祖父が「コシヒカリ」を栽培し続けていることに疑問をもった筆者は、祖父が所属する農事組合法人「ひとつぶの里」の存在を知る。「ひとつぶの里」の調査を行う中で、組合に所属することの長所に気づくことができている。
調査やインタビューで発見した組合員になることのメリットとして、筆者は個人農家では所有することが難しいビニールハウスや米用冷蔵庫などの設備や、さまざまな農機具が使用できることを挙げている。これらの長所が記事の中でうまくまとめられている。
長所だけにとどまらず、筆者は組合の抱える課題も指摘している。県が「いちほまれ」の栽培を推奨しているにもかかわらず、現場での生産体制は十分整っていないという課題である。また、米作りの形態が時代によって変化してきていることを新聞作りを通して浮き彫りにしていることも評価できる。(三国中・山内大輝教諭)
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