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こども記者の記事

いちほまれ 納得の味 こども記者 県農業試験場へ 開発の道のり びっくり

掲載日:2017年10月22日
いちほまれの稲を前にポーズを決めるこども記者たち=7日、福井市の福井県農業試験場


 福井の新しいお米「いちほまれ」。今回の福井新聞「こども記者」活動は、いちほまれを開発した県農業試験場(福井市)を訪(おとず)れ、魅力(みりょく)を探った。おいしいご飯の炊(た)き方(かた)を学び、いちほまれの炊飯(すいはん)にもチャレンジ。福井の新たな“名物”を味わった豆記者たちに、笑顔があふれた。(宇野和宏)【「こどもタイムズ」に関連記事】

 福井の新ブランド米「いちほまれ」の開発担当者(たんとうしゃ)で、ポストコシヒカリ開発部長の冨田桂(とみたかつら)さん(57)から話を聞いた。
 いちほまれは、日本で一番有名な福井生まれのコシヒカリを超(こ)えようと、同試験場が2011年に開発に着手。20万の品種の中から、味だけでなく、粒(つぶ)の大きさや白さ、病気にかかりにくく、倒(たお)れにくいといった農家にとっての育てやすさも考えて一つに絞(しぼ)り込(こ)んだそうだ。
 栽培(さいばい)の苦労や、多くの県民らに試食してもらったり、有名な料理評論家(ひょうろんか)らが食べたりして選んだこと、名前の由来などを詳(くわ)しく学んだ記者たちは「6年もかけて開発したなんてすごい」と驚(おどろ)いた様子だった。「絹(きぬ)のような白さ、口に広がる優(やさ)しい甘(あま)さ、硬(かた)さと粘(ねば)り気のバランスがいちほまれの特(とく)長(ちょう)」と冨田(とみた)さんは胸(むね)を張った。
 全国各地でブランド米の開発が進んでいることを説明し「競争に勝って、いちほまれが高く売れれば福井の農家さんが豊かになれる。みなさんも県外の友達や親せきの人にたくさんPRしてくださいね。福井県民みんなで日本一のお米に育てていきましょう」と呼(よ)びかけると、記者たちは深くうなずいていた。
 コシヒカリは、国内で作付けされている品種で最も栽培(さいばい)面積が広く、全体の36%を占(し)めていることも学んだ。栽培(さいばい)面積2~4位のひとめぼれ、ヒノヒカリ、あきたこまちもすべてコシヒカリの“子ども”だ。試験場の元場長でコシヒカリ生みの親、故石墨慶一郎(いしずみけいいちろう)さんの研究室を再現した部屋も見学した。
 企画(きかく)・指導部の山田亮明(りょうあき)さん(43)は、試験場の仕事について説明。約50人の職員が、病気や害虫から農作物を守る研究や、福井の伝統野菜を受け継(つ)ぐための取り組み、ドローンを活用した新しい栽培(さいばい)技術の研究などに取り組んでいることを紹介(しょうかい)してくれた。記者たちは福井の農業を支える試験場の役割(やくわり)に理解を深めていた。

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